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2018.04.04
平成30年度 入学式を挙行
イベント

東北文化学園大学、東北文化学園大学大学院 は、国見キャンパス内の体育館で
平成30年度入学式を挙行いたしました。

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東北文化学園大学、東北文化学園大学大学院入学式


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学長 土屋 滋

 

平成30年度東北文化学園大学・東北文化学園大学大学院

入学式 訓辞

 

 三寒四温といいますが、今年の春は、春の日差しと冬の寒さが交互に訪れています。桜前線は例年より早い北上です。ここ国見の丘でも、入学式の開花に間に合うかもしれません。希望に満ちた今日この良き日に、みなさんを国見のキャンパスにお迎え出来ることを、教職員一同、心から嬉しく思っております。

  ただ今、3学部7学科、計436名、3年次編入学8名及び大学院博士課程前期15名、博士課程後期3名、総数462名の新入生に入学許可宣言をいたしました。

 本日晴れて入学を認められた新入生の皆さん、御入学誠にお目出とうございます。この日を待ちわびておられた保護者の皆さまのお喜びはひとしおのことと存じ上げ、心からお祝いを申し上げます。

 本学は平成11年に開学して以来、本年3月までに16期にわたる卒業生を送り出し、本日は20期にあたるあなた方をお迎えすることになりました。私たちの大学は来年創立20周年を迎えます。平成28年に設置された科学技術学部臨床工学科は今年3年次生を迎え、完成年度に向けて充実度が増しています。昨年は二十周年記念事業の一環として総合発達研究センター国見の杜クリニックを立ち上げ、精神科医師や言語聴覚士を中心として、発語やコミュニケーションに困難を抱えた方々の支援を始めています。医療福祉系を中心とした大学としてさらなる進化を遂げるために、今年も努力して参りたいと思います。

私たちの大学のユニークな立ち上がり教育の一つとして、TBGUプロジェクトI「輝ける者」を紹介させていただきます。このプロジェクトは、仙台フィルハーモニー管弦楽団と第一線で活躍する若手指揮者の指揮のもとに、ベートーヴェンの第九交響曲「合唱付」を歌います。昨年7回目を迎え、指揮者は、飯森範親氏にお願いしました。学生たちは、4月から12月の演奏会までべートーヴェンやシラーの詩に関する様々なことを学びながら、専門の合唱指導陣から、合唱の指導を受けます。最後までやり遂げた学生諸君から伝わってくる、高揚感・達成感にはいつも強く心を打たれます。このほかにも学友会活動を含めて様々な学生・教員との交流の機会が用意されています。どうぞ1人でも多くの学生諸君が、いろいろなプログラムに積極的に参加し、新しい自分を発見し、新しい友人を見つけていただきたいと思います。

 入学式の話題ということで、米国にある最後の講義という習慣についてお話ししたいと思います。「もし今日が人生の最後の日だとしたら、どのようなメッセージを学生に贈るのか。」というのがこの講義の趣旨です。今日は、米国のカーネギーメロン大学で行われたランディ・パウシュ教授の「最後の講義」について紹介いたします。カーネギーメロン大学はペンシルバニア州ピッツバーグに存在し、マサチューセッツ工科大学、カリフォルニア工科大学とともに米国の3大工科大学の一つに数えられており、ノーベル賞受賞者13人を擁する名門大学です。パウシュ教授は、コンピューターサイエンスを専門とする教授ですが、特にヴァーチャルリアリティーのパイオニアとして有名な研究者です。パウシュ教授の「最後の講義」は2007年9月18日に行われましたが、実はその前年の9月に末期状態のすい臓がんであることが判明しています。その時パウシュ教授には4歳、2歳、と3カ月になる3人の子供がいました。2007年9月の講義の1カ月前に、肝臓や脾臓に10個の転移が見つかり、余命3か月から6か月と告げられたばかりでした。パウシュ教授が行った「最後の講義」は、youtubeに掲載され、2019年7月19日にNHKで放映された時点で、1800万回を優に超えるアクセス数を記録し、伝説の講義として、世界中の人たちに感動を与えたのです。パウシュ教授自身による闘病記は、今でもカーネギーメロン大学のホームページ上に存在し、だれでもアクセスできるようになっています。

パウシュ教授の最大の業績の一つは、従来の100分の1という経費で、ヴァーチャルリアリティーを楽しめる装置を開発したことです。「Aladdinと魔法のじゅうたん」というアニメーションで、ヴァーチャルリアリティーの中でじゅうたんに乗って飛んでいる感覚を再現することに成功しています。1996年に発表されたDisney Imagineeringとの共同研究です。

ここでは講義の内容については、最小限に紹介するにとどめたいと思います。それは、今もWEBサイトから簡単にパウシュ教授の「最後の講義」を検索し、見ることができるからです。日本語訳のヴァージョンも存在します。是非入学式の時に学長からもらった宿題として、この講義にアクセスしてください。講義を始めるにあたって、パウシュ教授はいきなり腕立て伏せを始め、そのまま片手を上にあげたり、両手を床から離して、腕立て伏せのジャンプをして見せます。この動作を、約1年間の抗がん剤による治療を受けてきているにもかかわらず、息も切らさずやってのけてしまいます。こんなユーモアとサプライズのセンスにあふれた人でした。なぜパウシュ教授の「最後の講義」が瞬く間にインターネットを通して世界中に拡散したかというと、パウシュ教授は単に優れた研究者であっただけではなく、短いピリッとした言葉で真実を表現するアフォリズムのセンスに満ち溢れた啓蒙家だったからだと思います。アフォリズムとは、箴言または格言と理解してください。日本でいえば芥川龍之介、西洋でいえばラ・ロシュフコーが有名です。もう一つの理由は、亡くなる前に、小さな3人の子供たちに、父親らしい心を込めた「最後の講義」を残したからです。2008年7月にパウシュ教授が亡くなったとき、Times誌に追悼文が掲載されましたが、その筆者カティー・クーリックは、パウシュ教授の「最後の講義」の単行本から、こんな言葉を引用しています。”I was trying to put myself in a bottle that would one day wash up on the beach for my children.”

ここでは、私が最も素晴らしいと思った言葉を一つお伝えします。そして、その言葉を皆さんへの入学式のプレゼントにしたいと思います。それは「赤いレンガの壁」です。パウシュ教授の講義の間に数回「赤いレンガの壁」の写真が出てきます。そこに寄せるパウシュ教授の言葉が素晴らしいのです。『「レンガの壁」は、夢に対する思いの強さを証明するために存在します。思いの弱い人はここで止まってしまいます。「レンガの壁」は本気でない人をあきらめさせるためにあるのです。あなたがどれだけ本気であるかを確かめるために存在します。』パウシュ教授は一つ一つ「レンガの壁」をこのような思いで克服し、彼の夢を実現して行ったのです。皆さんは、今日東北文化学園大学に入学いたしました。将来に向けた夢を持ち、その夢の実現のために精一杯努力していこうと思っておられるはずです。しかし、必ず誰にも壁はあります。その壁に行き当たったときに、「あなたは試されているのです。あなたはどこまで本気でその夢を実現しようとしていたのですか。」と問いかけられています。

最後になりますが、ランディ・パウシュ教授はもう一つ子供たちに残したものがありました。それは米国フロリダ州にあるディズニーワールドにある碑文です。そこには「得意なものを持て 君は価値ある存在になれる アピール出来るものを持て 君はもっと認めてもらえる」と書いてあります。いつかディズニーワールドに来るであろう自分の子供たちに贈った言葉です。

これらのことをしっかり胸にとどめ、この4年間の大学生活を悔いのない充実したものにしていただきたいと願っています。(「最後の講義」は、2019年7月19日に放映されたNHKBS1の番組を参考にしています。)

平成30年4月4日
東北文化学園大学
学長 土屋 滋

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東松島市長 渥美 巌様(代読:副市長 加藤 慶太様)

平成30年度 東北文化学園大学入学式祝辞 東松島市長 渥美 巖

 

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入学者宣誓

 

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ピンクの桜が新入学生を祝福

 

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サークルや同好会の勧誘に笑顔の新入学生

 

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学園祭実行委員

 

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ダンスサークルFIVE

 

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災害救助犬サークル

 

 

 

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